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OSAKAN SOCIALISM -大阪的社会主義風景-

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見つめ、切り取る眼差しの確かなラディカルさ。
序文によると、本書の主題は、
・カオス│アジアとしての大阪(道頓堀の風景に象徴される─私的には「スーパー玉出」こそがその極点)
・「大大阪」としての大阪(中央公会堂や中之島図書館に象徴される─そして大阪都構想へと繋がる)
といったパブリックイメージに隠れた、第三層としての大阪の姿、「最も成功した社会主義国」と揶揄された日本流中央集権主義の遺構としてのそれ、を捉えようとしたものであるとの由。
或いは過去の遺物などではなく「失われた未来」のイメージとして─オリンピックに取り憑かれた東京と同じように─万国博覧会に取り憑かれた大阪の向後に否応なく接続していくものでもあろうか。