朝吹真理子「TIMELESS」非公式サウンドトラック
朝吹真理子の新刊「TIMELESS」には、バラエティに富んだ様々の音楽や音響が現れます。作品をより楽しむための一助になればと思い、勝手に参考音源を挙げてみます
(当初はそれぞれの音源についてコメントを書くつもりでしたが、私個人の思い入れを語っても意味がないと思い、編注的な最低限のもの以外は止しました)。
見落としているものがあれば足しますので言ってください。
- マンドリンクラブの演奏するトレモロ奏法
- Suicide の Dream Baby Dream を、ブルース・スプリングスティーンがオルガンだけで弾きがたりしている音源
- Rihanna
- 浜崎あゆみ
- green pegion のさえずり
- アザーンというモスク礼拝を呼びかけるアナウンス
- The Durutti Column / Sketch For Summer
- Anthony and the Johnsons / Another World
- モーツァルトのピアノソナタ全集
- MORELENBAUM2/SAKAMAOTO「CASA」
- きらきら星
- Mary Bryant /DON'T TOUCH ME NYLON
- Astrud Gilberto/白い波
- FKA twigs
- 井上陽水/傘がない
- DREAMS COME TRUE/晴れたらいいね
- FRIPP & ENO / EVENING STAR
マンドリンクラブの演奏するトレモロ奏法
p.5
高校二年生だった。東京にめずらしく牡丹雪が降っていた。(略)二〇〇四年の一月半ば(略)マンドリンクラブの演奏するトレモロ奏法がわずかにきこえていたが
www.youtube.com2004年に実際に東京の高校が演奏した曲を選びました。
Suicide の Dream Baby Dream を、ブルース・スプリングスティーンがオルガンだけで弾きがたりしている音源
p.24
『Suicide の Dream Baby Dream を、ブルース・スプリングスティーンがオルガンだけで弾きがたりしている音源が YouTubeにあがっていたのをおとした、USBメモリを渡した』
『うみちゃん、私が好きなの、リアーナだよ』
Rihanna
p.24
『うみちゃん、私が好きなの、リアーナだよ』
浜崎あゆみ
時期的にこれとかでしょうか。浜崎あゆみについて全くわからないですすみません…。
green pegion のさえずり
アザーンというモスク礼拝を呼びかけるアナウンス
p.34
『アザーンというモスク礼拝を呼びかけるアナウンスだった。歌のような呼びかけだった。礼拝は睡眠にまさる(アッラート・ハイルン・ミナン・ナウム)、』
The Durutti Column / Sketch For Summer
p.36
『The Durutti Column の Sketch For Summer を、初夏になると、アミは繰りかえしかけるのだといった。』
p.260
『Sketch For Summer を聴いて、Vini Reilly の話をしていたっけ。』
Anthony and the Johnsons / Another World
p.70
『キッチンカウンターに置かれた iPhone から Antony and the Johnsons の Another World がかかっている』
作中でも言及されている大野一雄のジャケはこちら。
- アーティスト: ANTONY AND THE JOHNSONS
- 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード
- 発売日: 2009/01/23
- メディア: CD
- 購入: 3人 クリック: 32回
- この商品を含むブログ (32件) を見る
モーツァルトのピアノソナタ全集
p.109
『男が、胎教にもいいと思います、とモーツァルトのピアノソナタ全集を渡してくる。モーツァルトを一曲もきかないうちに年があけた』
MORELENBAUM2/SAKAMAOTO「CASA」
p.120
カルロス・ジョビンだった。これはリオデジャネイロのジョビンの自宅で録音されたアルバムだよ、とこよみが言う。MORELENBAUM2/SAKAMAOTO「CASA」
きらきら星
p.129
こよみが大声で言って、きらきら星を歌いはじめる。twinkle twinkle little star... あとは日本語で歌いながら
Mary Bryant /DON'T TOUCH ME NYLON
p.147
『電気が来ない日には電気の通わない時代の音をきく。のんきなカリプソをかけた。…レコードに描かれた黒人男性の陽気な顔…Mary Bryant /DON'T TOUCH ME NYLON』
Águas de Março (三月の水)
p.150
『あらゆるひとがうたう Águas de Março がかかっていた。Waters of March 三月の水。
p.151
Antônio Carlos Jobimの「JOBIM」、Elis Regina と Jobim のデュエット、くずしてうたう低音が心地いい Cassandra Wilson、日本語でうたう Kyohei Sakaguchi、Holly Cole、』
p.156
『子どものころを思い出そうとしても、うぐいすよりも三月の水が流れはじめるばかりだった』
Astrud Gilberto/白い波
p.170
『ヒデとロザンナが歌った「白い波」を Astrud Gilberto が日本語でカバーしている曲だった。ちがう、ヒデがロザンナと組むまえに一九六〇年代にヒデは「ユキとヒデ」というデュオをやっていてそのときに出した曲だった』
open.spotify.comカヴァー版です。
FKA twigs
p.181
『FKA twigs にあこがれて、鼻のあいだの軟骨にピアスをあけたばっかりだったこよみは、』
井上陽水/傘がない
p.230
『傘がない。そういう歌があったね。ぼくはその歌がわからない』
DREAMS COME TRUE/晴れたらいいね
p.231
『晴れたらいいね これもまた流行ったというJ-POPをくちずさみながら』
FRIPP & ENO / EVENING STAR
p.239
『ねえ、セド、いまも EVENING STAR 聴いてるよ。』
『セドリックはこよみに FRIPP & ENO / EVENING STAR を渡していた。』
p.250
『EVENING STAR 流して、シャンパンもお墓にかけておいた。』
デジタル配信見当たらずCD買うしかなさそう
- アーティスト: Fripp & Eno
- 出版社/メーカー: Dgm / Inner Knot
- 発売日: 2008/10/21
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 11回
- この商品を含むブログ (9件) を見る